いじゅん(IJUN)
タイトル | いじゅん(IJUN) |
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団体名 | いじゅん |
所在地 | 沖縄県宜野湾市 |
創刊年 | 1974年 |
種別 | 月刊誌 |
【主な内容構成】
いじゅんは高安龍泉(高安六郎)によって1972年に沖縄で宗教活動が始められた。1980年に宗教法人となり、宜野湾市に総本山を設立した。信者は主に沖縄に集中していたが、台湾やハワイのヒロにも支部ができた。当初は教団名を「龍泉(いじゅん)」としていたが、1992年に「いじゅん」と改称した。1996年から「IJUN」と改称したが、この年9月で団体の活動を停止した。したがって機関誌も1996年9月号(通巻273号)で雑誌も休刊となった。「二十一世紀において機関誌も更に高度化を計って再スタートしなければなりません」という認識のもとに休刊に至った理由が述べられている。
創刊号には巻頭言がある。「道を修めるには『願(ぐわん)』がなければならない。仏教で云うところの誓願(せいがん)であり、神道の『ミコトモチ』であり、それを琉球では『御願(うぐわん)』と云っている。」と書き始められている。機関誌に毎回掲載される教祖の教えからは、多様な宗教的伝統と沖縄の宗教的伝統をつなぐような意識が鮮明である。初期には高安六郎の名で琉球神道の説明が連載されている。親交があったとみられる山蔭神道の山蔭基央の連載もかなり長く続いている。
やがて信者による体験談コーナーも設けられるようになる。「六芒星法話録」のコーナーもしばしば設けられている。健康、意識の変革などについての教祖の法話録が掲載された号もある。1990年代には教祖の社会的活動が記されるようになる。1995年5月号には、教祖がフジテレビの「報道2001」に生出演した記事がある。1996年7月号には国際宗教研究所主催の「宗教者とジャーナリストの意見交換」に出席した記事がある。表紙の体裁はかなり頻繁に変わっているのが特徴的である。
なお、休刊のお知らせは別途手紙にて発送されており、機関誌の最終号には休刊のお知らせなどはない。
【井上順孝】2024年11月