佼成新聞

佼成新聞

タイトル佼成新聞
団体名立正佼成会
所在地東京都杉並区
創刊年1956年
種別週刊(第三種郵便物)

【主な内容構成】

 法華経を所依の経典として、庭野日敬開祖と長沼妙佼脇祖により1938年に立教された仏教系新宗教である立正佼成会の機関紙。「佼成新聞社」(株式会社佼成出版社の新聞事業部門)から発行されている。
 機関誌『佼成』(別掲)とともに会員には無料で届けられる。サイズはブランケット判で通常4面構成(かつては6面構成)、1面はカラー。紙面構成は内容によって変化するが、1、2面は教団(本部)関連や宗教界の動向、3面は各地の教会、会員の情報、4面はインタビューや連載などの読み物というような構成となっている。
 佼成出版社のホームぺージでは下記のように紹介されている。「教団の『インフォメーション』(情報発信)『コミュニケーション』(意見交換)『オピニオン』(見解発表)を担うメディア」であり「教団や宗教界の動向、会員たちの信仰生活など幅広く取材し、報道しています」(2022年7月24日閲覧)。
 立正佼成会は(公財)新日本宗教団体連合会や世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)などの活動を通して、他宗教との交流を盛んに行うため、紙面には上記のような宗教連合組織や、交流のある教団のニュースも掲載される。また執筆陣は、研究者、ジャーナリスト、文筆家など多彩な顔触れが並ぶ。
 一般的な政治経済や社会のニュースがそのまま報道されることは少ないが、識者の寄稿や教団の声明、信者の生活を通して、つまり教団のフィルターを通して、それぞれの時代の社会状況を読み解くことができる。
 現在は紙媒体とともにインターネット上の「佼成新聞デジタル」でも情報が発信されている。
【隈元正樹】2024年11月

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