新生
タイトル | 新生 |
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団体名 | 世界救世教(いづのめ教団) |
所在地 | 静岡県熱海市 |
創刊年 | 不明 |
種別 | 不定期刊行(年15回程度) |
【主な内容構成】
世界救世教は岡田茂吉が1935年に創始した神道系の新宗教教団である。浄霊と呼ばれる手かざしの儀礼や、自然農法の推進、芸術活動を特徴とする。1984年に教団運営をめぐって3派に分裂したが、2000年に「いづのめ教団」「東方之光」「主之光教団」として包括法人「世界救世教」の下に包括された。本誌は当初『新生時報』の名称で刊行されていたが、2000年201号から『新生』と改称し、発行元も世界救世教から「世界救世教いづのめ教団」に変わっている。
『新生』は世界救世教の活動や行事の報告を主目的とした雑誌である。それぞれの行事の開催後に、写真や講話の内容などが掲載される。毎年行われている行事の内訳は次の通り。「新年祭・立教記念祭(1月1日)」「二代教主命日祭(1月24日)」「立春祭(2月4日)」「教祖祭(2月10日)」「豊穣祈願祭(3月1日)」「春季大祭(4月1-2日)」「五月度月次祭(5月1日)」「地上天国祭(6月15、16日)」「七月度月次祭(7月1日)」「祖霊大祭(7月1、2日)」「世界平和祈願祭・祖霊大祭(8月1日)」「九月度月次祭(9月1日)」「秋季大祭(10月1、2日)」「十一月度月次祭(11月1日)」「新穀感謝祭(12月1日)」「御生誕祭(12月22、23日)」。また奇数月の中旬に「聖地おひかり拝受式」が行われる。
こうした定期的な行事の情報に加え、建築物の工事の進行状況や臨時の催し、海外での行事のニュースなども伝えられる。教団外の出来事が例外的に掲載されることもあり、その中には世界救世教が推進しているとされるEM(有用微生物群)に関するイベント「自然農法・EM技術交流会」などが含まれているほか、2012年359号のようにEMの特集が組まれることもある。
加えて新年最初の号では、教主や理事長の挨拶が掲載されている上に、各年の「教団方針」も示される。従って本誌は、世界救世教の公式の活動内容や方針など、教団としての側面が主に示されているといえる。
【藤井修平】2024年11月