東本願寺報
タイトル | 東本願寺報 |
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団体名 | 浄土真宗東本願寺派 |
所在地 | 東京都台東区 |
創刊年 | 1962年 |
種別 | 月刊誌(第三種郵便物) |
【主な内容構成】
浄土真宗東本願寺派は、東京本願寺を本山とする仏教教団である。鎌倉時代の仏教者である親鸞を宗祖とする。『東京本願寺報』は、東本願寺派の主要機関紙である。昭和37年(1962)3月に発刊(第三種郵便物として認可)され、1993年12月で391号である(ラーク所蔵は1990年12月から1993年12月刊行分)。
『東京本願寺報』の内容は、主として宗派の行事報告やの法話会の案内である。本山での報恩講などの法要の開催報告もある。宗派内の寺院住職による真宗関係聖典の理解に資するためのエッセイも随時載る。大学に所属する仏教研究者の講演や投稿も掲載され、宗派内を中心にしつつ、真宗の教義を適切に伝えていこうとする姿勢が明らかである。同時に、仏教に関するテレビ番組の予定も掲載されている。本紙の構成からは、幅広く仏教に関する情報を伝えようとする姿勢が見てとれる。
宗派に所属する全国の教区からの情報(「広がるネットワーク全国北から南から」)もあり、本紙を通して各教区の現状について確認することができる。この記事からは、本紙によって宗派内の教区間の交流も目的とされていると考えられる。
なお、特別の法要時には号外が発行されることもあり、例として1993年7月には同年6月の慶讃法要を伝える号外が出されている。
本紙は、本山の所在地からも、特に東京をはじめとした首都圏での仏教発信についてのヒントが盛り込まれている。本紙をベースにして、東京本願寺の現状を多面的に把握することが可能である。
480号までは東京本願寺報。2001年の481号以降東本願寺報。
【高山秀嗣】2024年11月