若木

若木

タイトル若木
団体名神社本庁
所在地東京都渋谷区
創刊年1950年
種別月刊誌

【主な内容構成】

 本誌は、神社本庁に登録されている全国の神職に向けて本庁が毎月配布している冊子である。創刊号は『神社本庁庁報』として1950年に刊行され、1955年に現在の『若木』に改題した。毎号10頁前後であるが、記念号や、通知や統計情報の分量が多い号では30頁を超えることもある。
 主な内容は、教団内外の有識者による寄稿、事務的な通達・通知や辞令、研修や講演の報告である。他にも「若木通信」の欄では、本庁が製作した教化活動のためのツールや、神道関連の機関誌刊行の広報がなされている。また時折、神職が時季の祝詞を作成する際に参考にできる祝詞例文を掲載しており、例えば2020年9月の855号では「教育勅語渙発百三十周年記念祭祝詞」が、2021年2月の860号では「東日本大震災復興祈願祭祝詞」の例文が紹介されており、祝詞中の漢字の読み方についても平易に訓読の説明がなされている。以上のように、全国神社の神職は本誌を通して、日々の奉仕活動に必要な実務的情報を得ることができる。
 また本誌では年に1度、本庁運営や全国神社に関する統計情報が報告される。毎年12月号(2020年現在)には本庁の一般会計報告に加え、前年の県別および男女別の神社数・神職数が掲示されている。また毎年6月号(2021年現在)には付録として「神社活動に関する全国統計」が掲載され、祭典や教化の実施神社数をまとめた「神社活動の状況」や、神社への参詣者数や神札の授与数をまとめた「参詣・授与・氏子等の状況」が統計的に整理されており、全国神社の現状を知る上でも必須の資料であると言える。
【牧田小有玲】2024年11月

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