MOAニュース

MOAニュース

タイトルMOAニュース
団体名世界救世教(東方之光)
所在地静岡県熱海市
創刊年不明
種別ほぼ月刊

【主な内容構成】

 『MOAニュース』は世界救世教に包括されている教団のうち、再建派と呼ばれていた東方之光教団が設立したMOAインターナショナルから刊行されている雑誌である。2000年の教団の再編に伴い、刊行元がMOAインターナショナルからエムオーエー商事に変更されている。
 本誌掲載の「事業概略」によると、Mokiti Okada Associationの略であるMOAは1980年にワシントンD.C.に設立され、MOA自然農法などの食料生産事業、MOA美術館などの芸術活動、浄化療法による健康回復や生命科学の探求という3つの分野で活動している。
 本誌は日本国内および南米やヨーロッパなど国外における各MOA組織の活動報告を中心としており、自然農法分野では各地の農場での実践や「環境科学総合研究所」「MOA自然農法文化事業団」「MOA自然農法大学校」などの活動ないし講演会の様子が伝えられる。芸術分野ではMOA美術館・箱根美術館での展覧会や、「MOA美術文化財団」による各地でのイベントが報告されている。また健康分野では「MOA健康科学センター」「MOA健康保険組合」のセミナー、「岡田式浄化療法」の実践が伝えられ、これに加えて「MOA議員連盟」「MOA都議の会」による行政との関わりも見られる。
 2003年から紙面が刷新され、それまでの新聞形式から冊子形式になる。各号では「特集」として写真を豊富に用いた食育や浄化療法、芸術活動の実践方法の案内や実践者の体験談が充実するようになり、その分活動報告の分量は減っている。
 本誌は教団としての活動や指導者の言葉、あるいは「浄霊」のような特有の用語など宗教的な側面にはほとんど触れていないのが特徴である。また世界救世教いづのめ教団とは異なり、自然農法においてEM(有効微生物群)への言及も見られない。
【藤井修平】2024年11月

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