真如苑

真如苑

名称と所在地
データベース更新年 2024年
正式名称 真如苑
よみがな しんにょえん
略称・通称 ――
法人登記年 1953年
本部の所在地 190-0023 東京都立川市柴崎町一丁目2番13号
聖地の名称と所在地 ――
公式ホームページ https://www.shinnyo-en.or.jp/
公式SNS 【Facebook】清里フォトアートミュージアム:https://www.facebook.com/kmopa/
【X】真如苑インフォメーション:https://twitter.com/shinnyoen_info/
真如苑公式英語版:https://twitter.com/shinnyonews/
半蔵門ミュージアム:https://twitter.com/hanzomon_museum/
清里フォトアートミュージアム:https://twitter.com/kmopa/
真如ヤーナだより:https://twitter.com/pj_shinnyoyana/
真如苑救援ボランティアSeRV:https://twitter.com/SeRV01/
【YouTube】真如苑インフォメーション:https://www.youtube.com/@shinnyoeninfo
【Instagram】半蔵門ミュージアム:https://www.instagram.com/hanzomonmuseum0419/
清里フォトアートミュージアム:https://www.instagram.com/kmopa2024/
Shinnyo-en:https://www.instagram.com/shinnyo.en/
Shinnyo Lantern Floating Hawai’i:https://www.instagram.com/shinnyolanternfloatinghawaii/
【その他】無
外部からの問い合わせ窓口
電話 042-527-0111
FAX 042-528-2060
電子メール ――
お問い合わせフォーム ――
問い合わせの部署名 広報企画課
外部に独自の対応もしている支部
所在地 ――
URL ――
教団・団体の主な沿革
    真如苑は1936年、伊藤真乗(いとう しんじょう 1906-89)が妻の伊藤友司(いとう ともじ 1912-67)とともに開いた出家仏教を基盤とする在家教団です。真乗が航空エンジニアの職を辞し、友司と宗教専従の道に入った1936年2月8日を立教の日としています。
同年5月、真乗は真言宗醍醐派総本山の醍醐寺(京都府)にて得度。1938年に東京都立川市に最初の寺院である、立川不動尊教会(真言宗醍醐派)を建立しました。
修行を重ねた真乗は、1939年に醍醐寺に伝わる当山派修験の恵印灌頂を、1943年には東密の法流のひとつである三宝院流憲深方の伝法灌頂を修め阿闍梨となります。
1946年、戦後の合同真言宗の解体に伴い、立川不動尊教会は醍醐派より独立し、1948年には「まこと教団」を設立。立川不動尊教会を燈檠山・真澄寺(とうけいざん・しんちょうじ)と改称するとともに、教師養成機関である「智泉寮(現:智流学院)」を開講します。
1950年、元内弟子の誣告により「まこと教団事件」が起こり、教団は壊滅寸前の状況に陥ります。真乗はこの試練を通して『大般涅槃経』に邂逅、そこに説かれる「在家主義」や「法身常住」「悉有仏性」等の教理に感銘を受けて所依の経典とし、1953年には教団名を「真如苑」と改めました。宗教法人認証を受けた真如苑は、名実ともに新たな教団として踏み出します。真乗は自ら大涅槃像「久遠常住釈迦牟尼如来」を謹刻し、1958年に真澄寺隣接地に建立された接心道場(せっしんどうじょう)に安置、真如苑の本尊と定めます。ここに真言密教と大般涅槃経の教義、精神を融合した真如密が創始され、今日の真如苑の基礎が形づくられました。
1989年に真乗が遷化してからは、開祖夫妻の三女である伊藤真聰(いとう しんそう 1942-)が真如苑苑主、真澄寺首座に就任します。真乗を師としてすべての修行をおさめ、伝燈の法流を相承した真聰に、1992年には醍醐寺より大僧正位が贈られています。
真聰は、開祖夫妻の意思を継承し、国内外に教線を広げるとともに、真如苑救援ボランティアSeRV(サーブ)や高齢者福祉、教育支援、医療支援の財団を創設するなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいきます。現在、信徒数は国内外あわせて約110万人、155カ所の本支部があります。〇法要の広がり
真聰が真如密独自の法会として創始した「済摂会(さいしょうえ)」は1992年に初めてその前身となる「済摂護摩修(さいしょうごま)」が修され、その後、台北(2004年)、パリ(2007年)、ニューヨーク(2008年)、ベルリン(2009年)、ペルーのクスコ(2014年)、シドニー(2015年)、シンガポール(2017年)と世界各地で行われました。野外で修する斉燈護摩(1977年~)では、1996年から職衆に国際教徒を登用、翌々年には女性にも枠を広げ、言語や文化、性別を超えて行われるようになります。1999年には、海外初となる灯籠流しをハワイで行い、今では毎年約5万人が訪れるハワイの年中行事となっています。真聰は、このように国内外で行われる数多くの法要で導師を務め、真如の教えを敷衍し、多様性の融和、世界平和への祈りとメッセージを世界に発し続けています。

〇社会貢献
社会貢献の分野では、1990年にユニベール財団(高齢者福祉)、1991年に伊藤国際教育交流財団(教育支援)、1998年にIZUMI FOUNDATION(医療支援)をはじめ、各分野の財団や支援団体を設立しました。1995年に発生した阪神・淡路大震災を機に真如苑救援ボランティアSeRV(サーブ)が発足します。以降、現在まで5カ国203カ所で、のべ62,095人以上が支援活動に参加し利他の祈りを実践に顕しています。

〇文化事業
文化事業としては、1995年に写真美術館「清里フォトアートミュージアム」を山梨県北杜市に設立。2002年にはヨーロッパ4カ国5カ所のカトリック教会で、復元古代楽器と声明、西洋音楽が融合するコンサート「千年の響き」を開催。2006年には開祖生誕100年を記念して国内外で「伊藤真乗の目と手」展を開催し、開祖の作品を国内外に紹介しています。京都岡崎地域に、1909年頃に小川治兵衛と白楊親子により作庭された文化的価値のある近代日本庭園と数寄屋建築を2010年、当時の佇まいを復元し「真澄寺別院 流響院」と命名、一般公開しました。2018年には「半蔵門ミュージアム(東京都千代田区)」を開館し、社会貢献の一環として真如苑が所蔵する仏教美術を無料で公開しています。

信者数
国内信者数 約94万人
国外信者数 約16万人
教団・団体の活動
活動の趣旨 大乗仏教における菩薩の修行とされる六波羅蜜を、現代に即して集約した「三つの歩み」と、真如苑独自の祈りの修行である「接心修行」を実践の根本としています。これらの実践により、信徒は自らの心のあり方を見つめ、家庭、職場、学校などの社会生活に信仰を生かしていきます。そして、自らの“善き個性”を見いだすとともに、社会にあって利他の行いを心がけ、自他ともに真のしあわせに生かされていくことを目指しています。
家庭での信仰活動 家庭での朝夕の読経のほか、月に1回程度行われる「集会」や、駅など公共の場で実施される「早朝奉仕」などへの参加などがあり、信徒は各自の生活環境にあわせて実践しています。
教団施設での活動 法要・行事への参加
集会・研修会への参加
接心修行
本部支部や地域社会でのボランティア(災害ボランティアを含む)
青年会をはじめ、各信徒組織の活動や運営に参加
参加・所属について
入会規程 紹介者を通して最寄りの本支部に申し込む
入会金の有無
会費の有無
退会規定の有無
教典およびそれに準ずるもの
一如の道
朝夕のおつとめ
燈火念念
藤の花房
真如に生きる
崇拝対象
本尊は久遠常住釈迦牟尼如来(開祖謹刻の涅槃像)
年間の主な行事
元旦会 1月1日
初廻向 1月4日
寒修行 1月20日から2月4日
節分会 2月3日
真如立教祭 2月8日
涅槃会 2月15日
春季彼岸会 3月の春分の日
開祖誕生祭 3月28日
降誕会 4月8日
霊祖誕生祭 5月9日
真如ハワイ灯籠流し 5月の最終月曜日(アメリカ)
盂蘭盆会 7月15日
水施餓鬼廻向法要、富士河口湖灯籠流し 8月16日
秋季彼岸会 9月の秋分の日
斉燈護摩法要 10月初旬
一如まつり 11月初旬
成道会 12月8日
星供開白護摩法要 12月15日
納めの法前供 12月28日済摂会 不定期
※真如密に則って行われる護摩と廻向を双修する法会。苑主・伊藤真聰が創始。
教団の刊行物
書籍 (著者/書名/出版社/発行年)
「摂受心院」刊行会/『摂受心院 その人の心に生きる』(中公文庫)/中央公論新社/2018年
「真乗」刊行会/『真乗 心に仏を刻む』(中公文庫)/中央公論新社/2016年
SeRV20年史編纂委員会/『真如苑救援ボランティアSeRV ボランティア活動の軌跡1995-2015』/文芸春秋企画出版部/2016年
谷口ジロー/『とも路』/双葉社/2014年
「摂受心院」刊行会/『摂受心院 ほとけの心を生きる』/中央公論新社/2012年
「真乗」刊行会/『真乗 心に仏を刻む』/中央公論新社/2007年
小林正典/『祈りの響き 小林正典写真集/毎日出版社/2006年
本多順子/『真如苑 祈りの世紀へ』/原生林/2003年
毎日新聞社/『ブッダ最後の教え 真如苑 涅槃経に生きる人びと』/毎日新聞社/2001年
電子媒体 ――
定期刊行物 (タイトル/種別/刊行頻度/発行年)
歓喜世界/雑誌/季刊/1939年
親苑時報/新聞/月刊/1950年
真如苑ニュース/ニュースレター/季刊/2000年
Resonance/雑誌/隔月/2012年
教団として現在継続的に取り組んでいる社会活動
■主な活動
◇真如苑救援ボランティア(SeRV:サーブ):1995年阪神淡路大震災を機に信徒の自発的な支援活動が組織化されることにより始まった災害救援ボランティア。災害発生時には、社会福祉協議会や各支援団体と連携し緊急支援や復興支援を行います。また防災の取り組みをはじめ平時の活動も大切にしています。https://relief-volunteers.jp/◇防災協定:自治体や社会福祉協議会などと防災協定を結び、災害時の施設提供や物資支援などに協力しています◇早朝奉仕:全国各地の駅や公園など公共施設で行っている早朝の清掃活動(現在全国約4,200ヶ所)

◇献血/共同募金:全国の本支部で献血や共同募金に協力しています。応現院では毎年8回程献血が実施され、多くの信徒がご協力くださっています。また、毎年10月から始まる赤い羽根共同募金活動には、本支部に募金箱を設置するなどして寄せられた募金を各地の共同募金会へお届けしています。

◇青梅の杜・環境保全プロジェクト:FSC(Forest Stewardship Council)森林管理協議会にも認証された、経済的な持続可能性と環境保全を両立させた森林管理を実施。また環境NPOベルデの協力を得て、自然体験活動や木工工作などから、生物多様性や自然の大切さに触れ、学ぶ機会を子どもたちに提供しています。https://www.omenomori.jp/

◇清里フォトアートミュージアム(K★MoPA):3つの基本理念「生命(いのち)あるものへの共感」「永遠のプラチナ・プリント」「若い力の写真:ヤング・ポートフォリオ」のもと、写真文化の発展と世界の若手写真家の育成を目指すと共に、各種イベント等を開催して社会貢献・教育活動などに力を注いでいます

◇半蔵門ミュージアム:真如苑が所蔵する仏教美術を広く公開するために設立した文化施設です。地下展示エリアでは、信仰によって育まれてきた仏像や仏画などの美術作品を展示。講演会など各種企画を通して、仏教を学べる場を設けており、大学やカルチャーセンターの講座の一環にも活用されています。https://www.hanzomonmuseum.jp/

◇真如ヤーナ:2002年に取得した立川市と武蔵村山市にまたがる約106万㎡の土地。「信徒のみならず、一般の多くの人々が訪れ、そこに身を置くことによって、自ずから心が癒され、安らぎを感じ、活力をとりもどす開かれた聖性のある空間」を創ることを目指しプロジェクトを進めています。現在は、地域の消防署、消防団による総合震災消防訓練や武蔵村山市消防団の出初式、武蔵村山市ロードレース会場など、防災の取り組みやイベントなどに敷地を活用いただいています。また、2012年に整備した芝生ひろばを含め、既存の体育館やグラウンド、テニスコートとともに地域の皆様にご活用いただいてきました。2023年から体育館、グラウンド、テニスコートは老朽化のため使用できなくなっていますが、今後、新設を予定しています。2023年には東京都からの依頼によりドクターヘリの発着場所として敷地を提供しています。https://project.shinnyoyana.jp/

◇真澄寺別院 流響院:11世紀、白川天皇が開いたとされる京都岡崎地域、東山連峰を望む一角にある寺院施設。近代日本庭園の基礎を築いた小川治兵衛と白楊親子の作庭。真如苑が2005年に譲り受け、文化財的価値を未来へ継承すべく、復元修理を行い、大正時代のたたずまいを蘇らせました。2010年から春と秋に一般公開しています。https://www.ryukyoin.jp/

◇公募助成事業:開祖生誕100年の記念事業(Shinjoプロジェクト)として2006年に開始。地域社会の発展や課題解決に取り組む市民団体へ助成を行っています。現在は多摩地域市民活動公募助成、自立援助ホーム支援助成、市民防災・減災活動公募助成、こども食堂支援助成を行っています。https://kobo.shinnyo-en.or.jp/

◇自治体等への寄付:全国各地の自治体や社会福祉協議会に、毎年、各支部寺院から寄付を行っています

◇国連機関等への支援:紛争地域や開発途上国、被災地など支援を必要としている方に向け、毎年、UNICEF(国連児童基金)、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、WFP(国連世界食糧計画)、日本ユネスコ協会連盟、日本赤十字社に寄付を行っています

■主な財団
◇公益財団法人ユニベール財団:1990年に設立。国際的視野に立った高齢者福祉の推進を目的として、各団体への研究助成支援、福祉活動の支援プログラムの実施を行っています。神戸では、阪神淡路大震災から続けている独居高齢者宅への訪問聞き取りボランティアを現在も継続しています。https://www.univers.or.jp/

◇公益財団法人伊藤国際教育交流財団:1991年に設立。誠実で才能に満ち、かつ独創的な青年たちに対する奨学金の援助(修士課程向け)や、海外の大学機関が実施する学術研究の助成支援を行っており、日本と諸外国との相互理解の促進、世界に貢献できる人材の育成を目的としています。https://www.itofound.or.jp/

◇IZUMI FOUNDATION:1998年、米国マサチューセッツ州の認可を受けて設立されたボストンに拠点を置く医療財団です。“医療プログラム”のサポートに特化した支援を行っており、アフリカ・中南米を対象に、医療を待ち望む人々を支援する様々な団体へ助成を行っています。https://izumi.org/

他教団との連携
宗教者災害支援連絡会
現代における宗教の役割研究会(コルモス)
公益財団法人国際仏教興隆協会
教団・団体の運営する関連組織
保育園・幼稚園・学校 ――
研究機関 宗教情報センター(〒190-0013 富士見町5-1-7 ファーストビル)
http://www.circam.jp/
社会福祉法人・その他 ――
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