*「文明の衝突」回避を優先 WTO会議、予定通りカタールで
| 記事年月 | 2001年9月-11月 |
|---|---|
| 号数 | 13 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 特設トピック |
| 国名 | その他 |
| トピック | 国際会議 サミット 諸宗教対話 |
| 記事タイトル | *「文明の衝突」回避を優先 WTO会議、予定通りカタールで |
| 本文テキスト | WTO関係筋は11月の閣僚会議の開催地問題が迷走した舞台裏を明らかにした。当初予定通りにカタールの首都ドーハ開催で決着した主因は米政府の急転換。通商代表部(USTR)の変更論を覆したホワイトハウスの政治判断だったという。開催地変更は13、14の両日にシンガポールで開いた非公式閣僚会議でゼーリックUSTR代表が提案した。ドーハで安全面で不測の事態が起きれば、新ラウンド立ち上げが台無しになると懸念を表明。EUや日本も理解を示した。ホテル建設や空港拡張に巨額の投資を重ね、国際的な信用失墜も心配するカタールは「アラブへの侮辱だ」と一貫して猛反発。しかし、USTRの強硬姿勢にWTOのムーア事務局長は先週後半「変更はほぼ確実」と一部加盟国に漏らしていた。しかし週末に米政府の風向きは一変する。20日に上海で小泉純一郎首相と会談したブッシュ大統領は「ドーハで」と明言、首相を戸惑わせた。新ラウンド開始の不確定要素を減らしたいUSTRの通商交渉の論理を、カタール下ろしを強行しイスラム圏を敵に回したくない大統領周辺の外交力学の論理が制したと関係筋は読む(日経10/24)。 |