*行きつ戻りつする和平プロセス

*行きつ戻りつする和平プロセス

記事年月 2003年6月-8月
号数 20
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 イスラエル・パレスチナ情勢
トピック
記事タイトル *行きつ戻りつする和平プロセス
本文テキスト  6月4日、ヨルダン・アカバで行われたブッシュ米大統領、シャロン・イスラエル首相、アッバス・パレスチナ自治政府首相による3者会談で、イ・パ両首相は、ブッシュ大統領に対し、米国が主導する中東和平構想(ロードマップ)への支持を表明した。アッバス首相はインティファーダ(反イスラエル闘争)の終結を宣言、シャロン首相も、パレスチナ自治区での無許可ユダヤ人入植地の撤去を約束した。
 しかし、インティファーダの終結宣言に反発したイスラム原理主義組織「ハマス」が、6月8日にイスラエル兵士4人を射殺したことが契機となって、イスラエル軍は6月10日、ハマスの「顔」として名高いランティシ報道官の暗殺を図った。ランティシ報道官は難を逃れたが、この暗殺作戦は、11日のエルサレムでの大規模自爆テロを誘発し、アカバ会談からわずか1週間で情勢は再び危機的な状況を迎えた。
 その後しばらく、イスラエルとパレスチナ武装組織の衝突が続いたが、6月29日「ハマス」とイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」が、停戦に応じる姿勢を表明。イスラエル軍も同日夜、パレスチナ自治区ガザ北部から撤退。以後約1ヶ月半、武力衝突は沈静化したが、8月12日、イスラエル中部ロシュ・ハアイン、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地アリエル付近で、ハマスとパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の武装組織「アルアクサ殉教者団」による自爆テロが発生。次いで19日にも、エルサレム中心部のユダヤ教超正統派地区で19人が死亡、約100人が負傷する大規模テロが起き、翌20日イスラエルは、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ジェニンなどに侵攻し、パレスチナ過激派の掃討作戦を開始し、「ロードマップ」が根底から揺らぐ結果となった(複数の全国紙から構成)。
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