*殉教と靖国を問う カトリックのシンポ
| 記事年月 | 2009年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 45 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | 12月 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞 |
| 記事タイトル | *殉教と靖国を問う カトリックのシンポ |
| 本文テキスト | カトリック横浜教区正義と平和協議会は11月23日、同市内でシンポジウム「死者をたたえるのは誰のため?-殉国・殉教のない社会」を開催した。同協議会は2008年11月の「ペトロ岐部と187殉教者列福式」をきっかけに、殉教を模範とすることへの疑問から「死者への向き合い方を考える」連続学習会を行ってきた。シンポでは高橋哲哉・東京大学教授が日本キリスト教界の戦争協力をとりあげ、「殉国はキリスト教的な殉教の意味を持つとされた」と指摘し、「神のために死を甘受した殉教者をたたえ、信仰者の見習うべき模範として示すことは、構造としては、国家のために戦死を甘受した英霊をたたえ、国民の見習うべき模範として示す靖国神社と瓜二つであることにならないか」と提起した。森一弘カトリック司教はローマ帝国のキリスト教弾圧時の教会の体質に言及し、「教会は自己を深く見つめ直す必要性がある」と語った。なお森氏によると今回のシンポについてカトリック教会内から「殉教の価値が下がるのではないか危惧」する声が同氏に届いたという(キ12日付、ク20・27日合併号)。 |