*青海地震のチベット族犠牲者をめぐって
| 記事年月 | 2010年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 47 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
| 国名 | 中国 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *青海地震のチベット族犠牲者をめぐって |
| 本文テキスト | 4月14日、青海省玉樹チベット族自治州の玉樹県近郊で大規模な地震が発生し、犠牲者2千人を超える大惨事となった。チベット仏教4大宗派の1つのサキャ派の聖地として知られる結古寺(ジェグ・ゴンパ)の建物もほぼ全焼し、当寺院の最高位の僧であるイシニマ・ラマ(42歳)も建物の倒壊に巻き込まれ死亡。結古寺には遺体が次々と運び込まれ、僧侶たちが供養を行った(毎日・夕 4/17ほか)。混乱を防ぐために中国政府は現地の少数民族の慣習に対して柔軟な姿勢を取り、チベット仏教の伝統的な葬礼を許容していると報道された(産経 4/18)一方で、遺体処理が間に合わないという理由から伝統的な葬法である水葬または鳥葬を認めず、遺体は火葬にされたとも報じられた(赤旗 4/18)。 中国政府は地震が発生してから1週間後の4月21日を「全国哀悼活動」の日とし、この日は新聞もカラー印刷ではなく白黒となり、全国各地で映画の上映が禁止されるなど娯楽行事は全て取り止めとなった。これは、緊張関係にあるチベット族への配慮と、5月1日に開幕する上海万博をにらんで、政府の対応が被災者救出から復興活動へシフトしたことを、国内外にアピールする狙いがあったとされる(朝日 4/22ほか)。 |