*厚労省、比での戦没者遺骨収集を延期
記事年月 | 2010年10月-12月 |
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号数 | 49 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *厚労省、比での戦没者遺骨収集を延期 |
本文テキスト | 厚生労働省は10月8日、第2次世界大戦中にフィリピンで戦死した旧日本兵の遺骨収集をめぐり、21日から予定されていた現地での収集事業を延期すると発表した。同省から委託を受けたNPO法人の収集した遺骨に「フィリピン人の遺骨が含まれる疑いがある」との指摘に対応したもの。同省は、NPOから事情を聴き、事業が適切に行われていたかを調べる。同国各地でフィリピン人の遺骨盗難が相次ぎ、それを旧日本兵の遺骨と偽って提供することで金銭を得ようとする問題が取りざたされており、地元住民や日本の戦没者遺族らが5月、事業の改善や中止を同省に求めていた。フィリピンでの収集遺骨数は、NPOに業務委託されて以降急増しており、それまで数十柱だったのが09年度は7740柱に。厚労省は約4800万円を10年度の予算として計上している。NPOの現地スタッフが地元住民から遺骨を収集し、遺骨発見者に日当として250ペソ(約475円)を支払っていた(朝日・東京 10/2、読売・東京 10/6、毎日・東京 10/9ほか)。 |