*国内初の子どもの脳死臓器移植
| 記事年月 | 2011年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 51 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-8.その他の宗教関連事象】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *国内初の子どもの脳死臓器移植 |
| 本文テキスト | 日本臓器移植ネットワークは4月12日、関東甲信越地方の病院に入院中の10歳から15歳未満の少年が臓器移植法に基づき脳死と判定され、臓器提供の手続きに入ったと発表した。15歳未満の脳死臓器提供は2009年の改正(2010年施行)以来初。改正前は意思表示が認められなかった15歳未満も、家族の意思のみで臓器提供が可能になった。同ネットワークは会見で、少年は交通事故による重い頭部外傷で脳全体の機能が喪失し、11日に家族3人が臓器移植を承諾したと述べた。また、「身体の一部だけでも彼がどこかで生き続けていると考えると、彼を失ったつらさや悲しみから少し救われるような気がしています」と家族からのコメントが読み上げられた(朝日・東京・夕 4/12、読売・東京・夕 4/12ほか)。 13日朝に臓器摘出手術が始まり、心臓は10代の男性に移植。他にも両肺、肝臓、膵臓、腎臓がそれぞれ摘出され、14日朝には各地の病院で移植が完了。心臓手術を行った大阪大学医学部附属病院(大阪府吹田市)は「命のリレーをつなぐことができた」と手術の成功を報告した(毎日・東京 4/14、産経・東京 4/14)。 今回の移植については各紙とも大きく取り上げた。その多くは、子どもの脳死臓器移植は、虐待やいじめなどの検証が大人以上に必要で、かつ提供にまで至った経過の透明性が重要であるにもかかわらず、同ネットワークがそれらを明らかにしなかったことを問題視した(東京・東京 4/13、朝日・東京 4/14、毎日・東京 4/18)。また、国外での移植に頼るしかなかった子どもの臓器移植が一歩進んだと今回の移植の意義を強調した社説もあった(読売・東京 4/14、産経・東京 4/18)。 |