*朝鮮王室儀軌を野田首相が持参
| 記事年月 | 2011年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 53 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
| 国名 | 韓国 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *朝鮮王室儀軌を野田首相が持参 |
| 本文テキスト | 10月19日、日韓首脳会談で韓国を訪れた野田佳彦首相が、朝鮮王朝儀軌5冊を持参し、李明博大統領に直接引き渡した。12月6日には残りの1200冊が韓国の仁川空港に到着した。朝鮮王朝儀軌は朝鮮王室の国家行事を文章と絵で記録した文化財であるが、1922年に朝鮮総督府が「寄贈」して以来、日本の宮内庁で保管されてきた。2010年8月の日韓合併100年に当たっての首脳談話で、日本政府が儀軌の引き渡しを表明していた。 儀軌をめぐっては認識の違いがあり、日本側は「引き渡し」、韓国側は「取り戻した」と捉えている。貨物ターミナルには25台以上のテレビカメラを含む120人の韓国メディアの記者、朝鮮王朝時代の衣装を身に付けた国防省の儀仗隊が動員され、盛大なセレモニーで「返還」を祝った。儀軌はソウル市内の国立故宮博物館に収蔵され、12月27日から2012年2月5日まで同博物館で一般公開される(産経 12/7ほか)。 文化財返還を受け、南北朝鮮の仏教界(韓国の仏教曹渓宗中央信徒会、北朝鮮の朝鮮仏教徒連盟中央委員会)が12月8日に歓迎の共同声明を発表した。北朝鮮と同時に声明を出すのは初めて(朝日12/9)。12月13日にはソウル市内の宗廟で89年ぶりの返還を記念する式典「告由祭」、16日には韓国東北部・江原道五台市にある月精寺(朝鮮王室の命で儀軌を守護してきた寺院)で「国民歓迎行事」が行われ、約500人が参加した。両行事には返還の功労者として日本共産党の笠井亮衆院議員・党政策委員長代理が出席した(赤旗 12/14ほか)。 |