*「民主化政策」で公務員のスカーフ容認
記事年月 | 2013年10月-12月 |
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号数 | 61 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
国名 | トルコ |
トピック | |
記事タイトル | *「民主化政策」で公務員のスカーフ容認 |
本文テキスト | 10月31日、与党公正発展党の女性議員4人がスカーフを身につけて国会に登庁した。1999年にイスラム主義政党の女性議員がスカーフ着用を理由に退場させられて以来初めてのこと。エルドアン首相が女性公務員のスカーフ着用、男性公務員のあごひげを容認する方針を9月に表明したことを受けたもので、世俗主義の信奉者が多いとされる軍人、裁判官、警察官などには禁止令の適用が続く。首相はこの他、少数民族のクルド人政党に有利な選挙改革やクルド語教育を認めるとし、一連の政策を「過去最大の民主化パッケージ」と称した。「民主化」によりクルド人の政治・教育の権利を拡大することで、クルド人勢力との和平推進につなげる狙い。イスラム政策と抱き合わせ「民主化政策」として打ち出すことで、クルド融和策への国内の反発を交わす狙いもあるとみられる(産経10/1ほか)。 |