*「アッラー」使用禁止めぐり論議
| 記事年月 | 2014年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 62 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
| 国名 | マレーシア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *「アッラー」使用禁止めぐり論議 |
| 本文テキスト | カトリック系紙『ヘラルド』のマレー語版で「アッラー」の使用を禁じた2013年10月の裁判所判決が波紋を広げている。判決に対し、12月27日、同紙編集者で神父のアンドリュー氏が、スランゴール州内の教会で「アッラー」の使用を継続すると表明。スランゴール州は首都近郊のベッドタウンで、イスラム教徒人口が約6割を占める。イスラム教徒団体などはイスラム宗教評議会に同神父を告訴するよう求めるなど反発し、1月8日には現地警察が同氏に事情を聴く事態に発展。また1月2日にはスランゴール州のイスラム宗教評議会がマレーシア聖書協会から「アッラー」という用語を含むマレー語聖書など351冊を押収、協会会長ら2人を一時拘束した。1月26日にはキリスト教徒住民の多いペナン州の教会前に、「キリストはアッラーの子」と書かれた横断幕が掲げられ、27日未明、教会に火炎瓶が投げ込まれる事件がおきた。 このようななか、『ヘラルド』側の上告を審理していた連邦裁判所は3月5日、判決の延期を発表。マレーシアは人口の6割をイスラム教徒が占め、イスラム教を国教としているが、キリスト教、ヒンドゥー教、仏教など多様な宗教が混在する多民族・多宗教社会(産経1/29ほか)。 [→『ラーク便り』61号39頁参照] |