*神輿天蓋裂、複製に伴い新発見
| 記事年月 | 2014年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 63 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-1.神道】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *神輿天蓋裂、複製に伴い新発見 |
| 本文テキスト | 滋賀県野洲市の兵主(ひょうず)大社が所蔵する約500年前(室町時代)に作られた神輿天蓋裂(みこしてんがいぎれ)の複製作業が、3月までに完了した。この作業の途上で新発見が相次ぎ、天蓋裂に関するこれまでの解釈が大きく変わる可能性が出てきた。神輿天蓋裂は、御神体を神輿に乗せる時に、神輿の上に被せる布。複製に際し、天蓋裂の寸法を計り直したところ、現在同社に現存する神輿の宝輿(ほうよ)と寸法が合わないことから、同天蓋裂が、江戸時代の記録にある御羽車(おはぐるま)という別の神輿用のものではないか、という可能性が出てきた。また、神輿天蓋裂の文様や布地が、奈良国立博物館所蔵の国指定重要文化財である錦幡(にしきばん)と類似していることも判明した。錦幡は、明治時代まで同社にあった仏堂で法要の際に用いられていた。ただ、錦幡にある藍色の文様が神輿天蓋裂にはなく、このことから、鎌倉・室町の神仏習合の時代に、錦幡と神輿天蓋裂を仏教用、神道用に区別して用いるために、両者の文様の一部を変えたのではないかという解釈の可能性も浮上した(京都・滋賀4/26)。 |