*ダライ・ラマ、転生制度に疑義を唱える
記事年月 | 2014年7月-9月 |
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号数 | 64 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 中国 |
トピック | |
記事タイトル | *ダライ・ラマ、転生制度に疑義を唱える |
本文テキスト | チベット仏教では高位の僧侶は転生すると考えられており、活仏の死後、教義に則り後継者が選定される。現在チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世は9月、ドイツ紙『ヴェルト』の会談のなかで、チベット仏教の転生制度の「廃止」を唱えた。中国当局は10日の記者会見でこれを強く否定。中国政府は無神論を標榜しているものの、チベットの転生制度を容認、政府「公認」の活仏を育成してきた。 一方で、ダライ・ラマ側が選定した霊童は行方不明になっている。2007年、「チベット仏教の活仏輪廻管理条例」が制定され、チベット仏教への政治介入が強くなるなかで、ダライ・ラマ14世は旧来の教義に準じる選定方法だけでなく、民主的な投票の導入といったような選定方法も含め、再度討議する必要を唱えている(朝日9/21ほか)。 |