*代理出産引き取り拒否で波紋
| 記事年月 | 2014年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 64 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
| 国名 | タイ |
| トピック | |
| 記事タイトル | *代理出産引き取り拒否で波紋 |
| 本文テキスト | 8月、21歳のタイ人女性がオーストラリア人夫妻からの依頼で双子の男女を代理出産し、引き取りを拒否されたダウン症の男児を自分で育てていると発表した。女性は業者を介して代理出産を引き受けたが、妊娠7ヶ月で男児にダウン症の疑いがあるとわかり、業者に中絶を求められていた。女性は「倫理に反する」として中絶要請を断り、2013年12月に双子を出産。オーストラリア人夫妻は女児のみを引き取った。女性には国際的な同情が寄せられ、オーストラリアを中心に約20万豪ドル(約1900万円)の寄付が集まった。タイには医師協会の自主ルール以外に代理出産を規制する法はなく、貧しい女性が謝礼の為に引き受けることが多い。今回の女性も借金を抱えており、約40万バーツ(約130万円)の謝礼で依頼を受けたという。代理出産が普及する背景として、代理出産を「徳を運ぶ」という仏教的な呼び方をすることや不妊に悩む夫婦を助けるという肯定的なイメージがあることなども指摘されている(朝日8/13ほか)。 |