*沖縄戦戦没者遺骨の焼骨中止を要請
| 記事年月 | 2014年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 64 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *沖縄戦戦没者遺骨の焼骨中止を要請 |
| 本文テキスト | 第二次世界大戦の沖縄戦における戦没者の遺骨収集をしているボランティア団体「ガマフヤー」の代表は6月30日、沖縄県庁を訪れ、「戦没者遺骨収集センター」(糸満市)仮安置室にある遺骨の焼骨を行わないよう求めた。焼骨するとDNA鑑定が困難になるため。また県議会文教厚生委員会は7月10日、DNAを抽出する前の遺骨を焼骨せずに保管することを県が国に要請するよう求める決議を、全会一致で可決した。遺族らはDNA鑑定が身元特定につながることを期待しており、県議会は2014年3月28日に、遺骨のDNA鑑定と情報のデータベース化を国に求める決議をしていた。しかし、仮安置室が満杯になったことや、DNA抽出が技術的に難しいこと、鑑定の際に遺骨をすりつぶすことが遺骨の尊厳を傷つけかねないことなどを理由に、県は国から委託を受けて焼骨と国立戦没者墓苑への納骨の手続きを4月から再開しており、議会への説明なしに再開手続きが行われたことに県議から批判の声があがっていた(琉球新報・那覇7/1、沖縄タイムス・那覇7/3、琉球新報・那覇7/11)。 |