*最高裁、DNA鑑定による父子関係取り消し認めず
| 記事年月 | 2014年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 64 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *最高裁、DNA鑑定による父子関係取り消し認めず |
| 本文テキスト | DNA鑑定により子の父親が元夫ではないことが確認されているとして、母親が元夫と子の法的な父子関係取り消しを求めた裁判について、最高裁第一小法廷は7月17日、取り消しを認めない判断を下した。民法には子の身分の安定のため、妻が結婚中に妊娠した子は法律上の夫の子と推定する「嫡出推定」の規定があり、生物学上の父子関係がないことが科学的に明らかな今回のケースについても、この規定にのっとり子の身分安定を優先する判決が下された。しかし審理において裁判官5人の判断は割れ、2人が反対。賛成の2名を含めた4名が現行民法は血縁関係をほぼ確実に特定できるDNA鑑定技術などの存在を想定していないなどとして、法整備の必要性に言及した(産経・東京7/18、東京・東京7/18ほか)。 |