*ボコ・ハラム国家宣言
| 記事年月 | 2014年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 64 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-5. アフリカ】 |
| 国名 | ナイジェリア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *ボコ・ハラム国家宣言 |
| 本文テキスト | 8月24日のAFP通信の報道によれば、ボコ・ハラムは東北部ボルノ州グウォザで「カリフ(ムハンマドの後継者)」を頂点とするイスラム国家樹立を宣言、アブバカル・シェカウ指導者は「アラーのご加護により、この町を離れない。(グウォザは)ナイジェリアとはもはや関係ない」と主張した。同日、ナイジェリア軍は「国の統治権は損なわれておらず、宣言は中身がない」と一蹴するも、25日にはシェティマ、ボルノ州知事は「パニックを起こすのが目的であり、扇動に乗ってはならない」と強調し、火消しに追われた(読売8/25ほか)。 ボコ・ハラムのこうした動きは、「イスラム国」の影響を受けたものと見られる。「イスラム国」に対して支持を表明しているうえ、これまでは山岳や森林地帯を拠点とし、政府機関や教育機関への襲撃を中心としていたが、7月以降は襲撃地にとどまるケースが増えており、「イスラム国」を成功例としてこれを模倣する戦術へと転換しはじめている (産経9/15)。 |