*韓・独・日 「樹木葬」の国際シンポ
| 記事年月 | 2014年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 65 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | 11月 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | 仏教タイムス |
| 記事タイトル | *韓・独・日 「樹木葬」の国際シンポ |
| 本文テキスト | 国際シンポジウム「今なぜ『樹木葬』なのか」が10月25日に東洋大学で開催された。韓国の邊雨爀(ピョンウチャン)・高麗(コリョ)大学校名誉教授は韓国は全国土の1%を墓地が占め問題であるが、都市化のため墓地の取得が困難となり、また火葬が普及したため、2004年に初の樹木葬を行ったところ注目され、認知度が上昇中と報告した。ドイツのアクセル・バウダッハ(Axel Baudach)氏(エコエタニティ共同会社代表)は環境保全の高い意識のもとに自然墓地は「森林と公園のイメージ」で営まれ、「子どもたちが気軽に親族の墓地を訪れるようになった」との意識の変化をあげ、周辺の地価が上がる傾向にあると語った。日本の井上治代・東洋大学教授(エンディングセンター理事長)は、墓を継承する家の意識が弱まっており、「家族の永遠性ではなく、自然の永遠性の中に眠りたい」との意識の延長上に樹木葬があると位置づけた。シンポジウムでは行政レベルの樹木葬の取り組みも注目された(6日付。27日付に関連記事)。 |