*下鴨神社の境内にマンション計画

*下鴨神社の境内にマンション計画

記事年月 2015年1月-3月
号数 66
媒体 国内
大分類 【A-1.神道】
国名 日本
トピック
記事タイトル *下鴨神社の境内にマンション計画
本文テキスト  下鴨神社(京都市左京区)は3月2日、式年遷宮の費用を捻出するため、境内の一部を分譲マンション用地として50年の期限付きで貸し出すことを発表した。貸出予定地は、世界遺産にも登録されている「糺(ただす)の森」に隣接していることから、景観への影響を懸念する声も出ている。 同神社は、2015年に34回目の式年遷宮を迎える。遷宮に際しては、社殿の修復などに計30億円かかり、国の補助を除く22億円を寄付で賄う必要がある。しかし、賽銭や祈祷料の減少から、目標の半分ほどしか集まっていないため、新たな収入源としてマンション建設が計画されることとなった。「神社を次世代に残すため、この方法しかないと決断した」と宮司は語っている(京都・京都3/3、毎日・東京3/3)。 3月4日には京都市歴史的景観の保全に関する検討会が市内で開かれ、同神社のマンション計画について京都市が報告を行った。委員からはバッファゾーン(緩衝地帯)保全のあり方を市として検討すべきとの意見が出された(京都・京都3/5)。
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