*冥婚のための死体を密売
記事年月 | 2015年1月-3月 |
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号数 | 66 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
国名 | 中国 |
トピック | |
記事タイトル | *冥婚のための死体を密売 |
本文テキスト | 2010年頃から、死者同士の結婚を行うため、若い女性の死体を掘り起し密売するという闇商売が摘発されるようになっている。2010年には湖南省白水県にて難産で死亡した女性の盗掘、2012年には陝西省呉起県にて知人の妻の盗掘など、冥婚のための事件が各地で起きている。父系出自観念が強い漢族社会では、未婚のまま亡くなることは不吉とされ、死者同士を結婚させる冥婚(陰婚、鬼婚とも)という慣習がある。これらはネットやニュースでは強く非難されているものの、夫婦は合葬することで安寧の地を得るという考えが一部で支持され、若い女性の死体の密売はとどまる気配がない。2011年には陝西省延安市にて10件の墓を盗掘した4人組の窃盗団が捕まり、約24万元(約460万円)を得ていたことが明らかとなった。2015年に入っても山東省にてガス中毒で亡くなった28歳の女性が盗掘される事件が起きている(FRIDAY2/6ほか)。 |