*仏紙襲撃にメディア、宗教界の対応分かれる

*仏紙襲撃にメディア、宗教界の対応分かれる

記事年月 2015年1月-3月
号数 66
媒体 国外
大分類 【B-2. 東南アジア】
国名 インドネシア
トピック
記事タイトル *仏紙襲撃にメディア、宗教界の対応分かれる
本文テキスト  仏紙『シャルリ・エブド』社が襲撃された事件で、国内メディアが反応。有力紙『レプブリカ』は1月9日付の社説で、「表現の自由を絶対視する欧米」に宗教の重要性を訴えるには、「慎重で系統だった取り組みが必要」と述べて襲撃を批判した。「イスラム国」を風刺するイラストを掲載し、編集長が警察の捜査を受けた『ジャカルタ・ポスト』は、1月9日付の一面に「私はシャルリ」の見出しと共に襲撃に抗議する欧州のデモ写真を掲載し、『シャルリ・エブド』紙に連帯を示した(朝日2/21ほか)。 インドネシア最大のイスラム組織「ナフダトゥル・ウラマ」の会長は、襲撃事件を「非人道的テロ」として批判した。一方で「私はシャルリ」のスローガンについては、他者の信じているものを尊重することが必要であるとして、表現の自由への支持を『シャルリ・エブド』への支持に一般化するべきでないとした。会長は、風刺画が掲載された1月14日には失望を表明した。インドネシアの過激派組織「ファクシ」はウェブサイトで襲撃を支持する声明を発表している(毎日1/9ほか)。
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