*交戦でミンダナオ和平手続きが停止
| 記事年月 | 2015年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 66 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-2. 東南アジア】 |
| 国名 | フィリピン |
| トピック | |
| 記事タイトル | *交戦でミンダナオ和平手続きが停止 |
| 本文テキスト | 1月25日、南部ミンダナオでイスラム武装組織「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」とフィリピン警察部隊とが交戦し、警察官44人、市民5人、MILF側18人が死亡した。MILFとフィリピン政府は2013年3月以降、イスラム教徒住民らによる自治政府を設立する準備を進めていたが、警察側に多数の死者がでたことで世論が硬化し、フィリピン議会は自治政府発足のためのバンサモロ基本法案の審議を中断した。 政府は、警察部隊が「ジェマ・イスラミア」の幹部逮捕のためにMILF支配地域に入り、MILFの警備隊と遭遇したもので、衝突は偶発的に起こったと説明。政府、MILFともに和平推進の姿勢を変えていないが、アキノ大統領の任期(2016年6月まで)中に自治政府を設立するために必須とされていた2015年3月中の法案可決が不可能となり、和平の先行きは不透明になった(東京3/29ほか)。 |