*過激化した若者を支える社会
記事年月 | 2015年1月-3月 |
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号数 | 66 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
国名 | デンマーク |
トピック | |
記事タイトル | *過激化した若者を支える社会 |
本文テキスト | 2月に首都コペンハーゲンで過激化した若者によるテロが発生した同国では、3月、情報収集や監視体制を強めるテロ対策制度が導入された。同時に、同国が重視してきた寛容や包摂の精神も忘れない。デンマーク第2の都市オーフスでは、市当局と警察がシリアなどの戦闘地から帰国した若者に対し、カウンセリングで洗脳を解きながら、教育や生活を支援するプログラムを2013年に導入した。イスラム原理主義系のモスクにも協力を迫り、若者の様子について定期的に情報交換を行う。モスクの指導者は、「社会の一員として若者の命に責任がある」とこれに応じ、2014年にシリアに渡航する若者を1人に留めた(前年は30人)。地元警察は、過激化した若者を排除せず、社会に戻す方針をこれからも貫くとしている(東京3/13)。 |