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1月15日、人気バンド・サザンオールスターズの桑田佳祐さんと所属事務所のアミューズは、2014年大みそかに横浜アリーナで開催された年越しライブでのパフォーマンスについて、「表現方法に配慮が足りず、深く反省する」との「お詫び」を文書で発表した。ライブのなかで桑田さんは、2014年秋に授与された紫綬褒章を尻ポケットから取り出し、オークションにかけるようなパフォーマンスを行い、天皇陛下の物まねもした。これに対し、2013年のライブで韓国の反日行動のニュース映像を舞台背景に使ったことなどもふまえ、ネット上では「反日的」「国家の尊厳を踏みにじる」との批判が起こり、1月11日にはアミューズの本社前で保守系団体など約40人が抗議行動を行っていた。 謝罪文の中で桑田さんらは、紫綬褒章への扱いは「感謝の気持ち」を表現するものであったとし、ニュース映像に関しては「平和を希望する意図で使用した」と説明。NHK紅白歌合戦出演時にちょび髭を付けていたことに関しても政治的意図が取り沙汰されていたが、あくまで「お客さんに楽しんでもらうため」との釈明を行っている。迅速な謝罪が行われたのはアミューズが経営への影響を恐れたためと推測されているが、謝罪を批判する意見や、表現の自由を規制する風潮に対して懸念の声も挙がっている（朝日・東京1/26、2/11、毎日・東京1/16、毎日・東京1/26ほか）。 |