*神道宗教学会 現代につながる発表
| 記事年月 | 2015年1月-3月 |
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| 号数 | 66 |
| 媒体 | 専門紙 |
| 大分類 | 1月 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | 神社新報 |
| 記事タイトル | *神道宗教学会 現代につながる発表 |
| 本文テキスト | 神道宗教学会は2014年12月6~7日に国学院大学で「中世神社史と神道説」を主題として第68回学術大会を開催した。発表のなかから現代に結びつくものをピックアップする。岡田莊司・国学院大学教授は「なぜ、現代まで神社と神道は残りつづけてきたのか」を発題し、(1)地域共同体との繋がり(2)それを包括する天皇祭祀(3)継承された古典研究や学問をあげ、「この基本軸は現在の神社本庁・神社界にも通じるところではないか」と指摘した。櫻井治男・皇学館大学教授は研究史における「伊勢信仰」の語について、「大東亜戦争後の神宮への信仰の在り方を探る中であらわれてきた言葉ではないか」と述べた。牟禮仁・神社本庁教学委員は1954年から2013年までの59年間の全神職数の変化について報告。女性神職数が約12倍近く増加した一方、男性神職数は近年減少傾向にあり、将来的に全神職数が減少してゆく可能性があるとの見解を示した(12日付)。 |