*初めてヒトの受精卵で遺伝子操作
| 記事年月 | 2015年4月-6月 |
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| 号数 | 67 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
| 国名 | 中国 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *初めてヒトの受精卵で遺伝子操作 |
| 本文テキスト | 広東省の中山大学は4月18日、オンライン学術誌『プロテイン・アンド・セル』にて、ヒトの受精卵を使って遺伝子改変操作を行ったと発表した。研究対象となったのは、患者から提供された成育できない受精卵で、「ゲノム編集技術」を用いて先天的な病気への遺伝子操作を行ったという。「ゲノム編集」とは、遺伝子を壊したり置き換えたりしてその配列を変更するもので、マウスの受精卵やエイズに感染したヒトの細胞などで基礎研究が進められている。論文によれば86個の受精卵のうち28個で改変が確認できたという。研究チームは、科学誌『ネイチャー』や『サイエンス』にも投稿したが、倫理的な理由で却下されたという(AERA5/18ほか)。 |