*正教会がオペラを不道徳と批判、上演中止に
| 記事年月 | 2015年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 67 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-6. 東ヨーロッパ】 |
| 国名 | ロシア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *正教会がオペラを不道徳と批判、上演中止に |
| 本文テキスト | 2014年末から西シベリアの国立劇場で上演されたワーグナーのオペラ「タンホイザー」に、不道徳的な表現があるとして正教会や関連団体が激しい抗議を行った。作品は現代風にアレンジされており、劇中で十字架に見立てた裸の女性の脚にキリストが架けられている図像が掲示され、キリストが「禁断の地」にいるとする台詞があるという。同国では2013年に「信仰心の侮辱」を禁じる新法が発効しており、劇場監督や制作者が検察に訴追された。文化省も「伝統的価値観に対する不敬」を理由に制作者に作品の修正や謝罪を要求、劇場支配人が解任され、上演は中止された。経済紙『ベドモスチ』は、かつて共産党が行っていた検閲を代わりに正教会が行っているとの批判を掲載した(産経4/3)。 |