| 本文テキスト |
イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」によるテロが、国内外で頻発している。7月1日には北東部クカワのモスクが襲撃され、住民97人が殺害された。5日には中部ジョスのモスクやレストランで爆発が起こり、44人が死亡した(毎日7/7)。16日には北東部ゴンベの市場で、翌日には北東部ダマトゥルの礼拝所で少女による自爆テロがあり、少なくとも62人が死亡。市場はラマダン明けの祝祭の準備でにぎわっており、犠牲者の多くが女性や子どもだった(東京7/18)。22日にはゴンベのバス乗り場で爆弾が爆発、40人以上が亡くなった(毎日・夕7/23)。8月11日には北東部サボンガリの市場で爆発があり、少なくとも47人が死亡(東京・夕8/12)。18日には北東部の村ククワガリが襲撃され、最大150人が死亡したと伝えられる(東京8/19)。さらに9月20日には北東部マイドゥグリで爆弾テロが複数回あり、少なくとも54人が死亡した(毎日9/22)。ボコ・ハラムが支配するグウォザから逃げてきた元住民らの証言によると、同組織は支配地では意図的に成人男性のみを虐殺し、若い女性には戦闘員の妻になることを強要しているという(毎日7/12)。 |