*俳優の発言にヒンドゥー保守派から非難

*俳優の発言にヒンドゥー保守派から非難

記事年月 2015年10月-12月
号数 69
媒体 国外
大分類 【B-3. 南アジア】
国名 インド
トピック
記事タイトル *俳優の発言にヒンドゥー保守派から非難
本文テキスト  ボリウッド映画と呼ばれるインド映画のイスラム教徒のスターたちが、牛肉をめぐる相次ぐイスラム教徒殺害事件を受け、批判の声を上げている。2014年のインド人民党(BJP)政権成立以来、牛肉を食べたという疑いが持たれたイスラム教徒がヒンドゥー教徒からリンチなどの制裁を受け殺害される事件が多発しているが、モディ首相は解決に向け消極的だとされている。人気男優のアミール・カーン氏は、「イスラム教徒であることの恐怖感が高まっている」とし、他国への移住を匂わせた。シャー・ルク・カーン氏も「極端な不寛容が存在している」と主張。これらの発言に対し、BJPをはじめヒンドゥー教保守派からは強い非難が浴びせられている。BJP所属の党員らは「インドに住み続けたいならばヒンドゥーの慣習を忠実に守るべきだ」、「シャー・ルク氏はテロ首謀者の助言を仰げばいい」と攻撃。また、連立与党の右派政党シブ・セナは抗議デモを行い、アミール氏への平手打ちに賞金を出すと発表するなど怒りを露わにしている(日経11/28ほか)。
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る