*イコモスの教会群調査終了、浮かぶ課題
記事年月 | 2015年10月-12月 |
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号数 | 69 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-4.キリスト教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *イコモスの教会群調査終了、浮かぶ課題 |
本文テキスト | 2016年にユネスコの世界文化遺産への登録が目指されている、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎県、熊本県)について、国際記念物遺跡会議(イコモス)から派遣された専門家により9月から行われていた現地調査が、10月4日に終了した。イコモスはこの調査結果を踏まえ、2016年5月頃に評価結果をユネスコに勧告する予定。調査員は構成資産について、東西の建築技術が融合した教会建築の価値を評価する一方、現在の信徒数や若者の保全活動への参加状況を尋ねるなど、資産が将来にわたって保護されうるかどうかにも注意を払った。構成資産のほとんどが高齢化が深刻な地域にあることから、専門家は地域全体が保全に向けて積極的に関わっているかどうかも登録の審議で重視されるものとみている(長崎・長崎10/8)。 [→『ラーク便り』68号26頁参照] |