*ダリットの地位向上求めた大学院生が自殺
記事年月 | 2016年1月-3月 |
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号数 | 70 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | インド |
トピック | |
記事タイトル | *ダリットの地位向上求めた大学院生が自殺 |
本文テキスト | 1月17日、南部アンドラプラデーシュ州のハイデラバード大学で、「ダリット」(カースト制度の外側で最下層に位置づけられる集団)出身の博士課程在学生ロヒット・ベムラ氏(26)が首を吊って自殺した。ロヒット氏はダリットの地位向上を目指す学生組織のリーダーで、2015年7月にヒンドゥー至上主義団体の傘下にある学生組織「全インド学生評議会(ABVP)」と対立して以降、奨学金停止、寮退去、大学公共スペースへの集団での立ち入り禁止、学生自治会選挙への参加禁止等の処分を受けていた。処分はABVPと関係の近い右派インド人民党(BJP)の政治家が大学学長に圧力をかけた結果とみられており、学生自治会は学長や政治家らの処分を要求している。ロヒット氏の自殺を契機として、ダリット学生が直面する差別を告発する動きが他大学にも広がっているという(赤旗2/9ほか)。 |