*タブレットで遺跡地図作り
記事年月 | 2016年1月-3月 |
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号数 | 70 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | パキスタン |
トピック | |
記事タイトル | *タブレットで遺跡地図作り |
本文テキスト | 人口増加により宅地開発が急速に進むパキスタンで、日本の考古学者と現地の大学が協力して「遺跡地図」を作る試みが進んでいる。プロジェクトは、日本の南アジア文化遺産センターとハザーラ大学とが2014年に結んだ協定の下で開始され、2015年10月に日本情報考古学会で最初の成果報告が行われた。地図は遺跡の写真と衛星利用測位システム(GPS)を利用して作成されるため、専門家でない学生でも遺跡保護に取り組めるという。世界遺産のガンダーラ遺跡、都市遺跡モヘンジョダロを擁する同国だが、文化財保護の制度的枠組みや予算・人手不足のため、遺跡が埋まっている可能性の高い土地でも個人の土地であれば開発を制限できない。作成した地図をもとに政府に保存を求めることを念頭に、低予算の地図作りが進められている(SANKEI EXPRESS1/29)。 |