*増加するISによるテロ
| 記事年月 | 2016年1月-3月 |
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| 号数 | 70 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | リビア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *増加するISによるテロ |
| 本文テキスト | 過激派組織「イスラム国(IS)」は本拠地のイラクやシリアでは縮小傾向にあるが、一方で地中海を挟んだ対岸のリビアやチュニジアのIS拠点化が進んでいる。アーネスト米大統領報道官は2月4日、イラクとシリアで活動するIS戦闘員は減少しているが、リビアでは2千~3千人から5千人に増加したと発表した(赤旗2/6)。こうした状況下で、両国ではISによる襲撃やテロが多発している。1月7日には北西部ズリテンの警察訓練施設で65人が死亡した爆弾テロがあり、翌日にISが犯行声明を出した(日経1/8)。また21日にはISとみられる武装集団が中部ラスラヌフ近郊の石油施設を襲撃し、貯蔵タンクに放火した(日経1/22)。チュニジアでも3月7日、リビア国境に近いベンゲルダンの軍施設が襲撃され、兵士や政府職員、民間人ら18人が死亡した。チュニジアのシド首相は同日に演説を行い、襲撃はISが支配地域拡大のために起こしたという見方を示した(毎日・夕3/8)。 |