*長崎の教会群、世界遺産の推薦取り下げ
記事年月 | 2016年1月-3月 |
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号数 | 70 |
媒体 | 国内 |
大分類 | 【A-4.キリスト教】 |
国名 | 日本 |
トピック | |
記事タイトル | *長崎の教会群、世界遺産の推薦取り下げ |
本文テキスト | 政府は世界文化遺産登録を目指していた「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(以下「教会群」)について、2月9日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)への推薦の一時取り下げを閣議了解した。1月に、ユネスコの諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)から、価値証明が不十分であるとの中間報告を通知されたことによる。イコモスは、日本独自の「禁教期の潜伏」に焦点をあてるよう求めている。政府はいったん推薦を取り下げ、イコモスの指摘をふまえて再推薦することが最善と判断した(長崎・長崎2/7、読売・福岡・夕2/9ほか)。 長崎県は2018年の登録を目指し、イコモスとアドバイザー契約を締結して新たな推薦書の原案を作成した。新たな原案では禁教期に焦点を絞ったが、現行の14構成資産は維持。「教会群」は他候補との競合を制し、7月ごろに開かれる文化審議会で再推薦の承認を得ることを目指す(長崎・長崎3/25、3/31ほか)。 [→『ラーク便り』69号26頁参照] |