*ウンベルト・エーコ氏が死去
| 記事年月 | 2016年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 70 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
| 国名 | イタリア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *ウンベルト・エーコ氏が死去 |
| 本文テキスト | 中世の修道院を舞台にした小説『薔薇の名前』などで知られるウンベルト・エーコ氏が2月19日に死去した。小説家、学者、大学教員、評論家として一級の仕事を残した知の巨人であるが、子ども向けの著作や軽妙なエッセイなど幅広い分野で人気を博した(読売2/21ほか)。2月22日には日本で同氏の新作長編小説『プラハの墓地』(東京創元社)が発売となった。ロシアにおけるユダヤ人虐殺(ポグロム)やナチスによるホロコーストを正当化するのに用いられた反ユダヤ主義の偽書『シオン賢者の議定書』の成立を描いたピカレスク小説だが、「陰謀論」が跋扈する現代社会への警鐘にもなっている(読売3/27ほか)。 |