*博物館の裸像を覆う配慮で物議
| 記事年月 | 2016年1月-3月 |
|---|---|
| 号数 | 70 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-7. 西ヨーロッパ】 |
| 国名 | イラン |
| トピック | |
| 記事タイトル | *博物館の裸像を覆う配慮で物議 |
| 本文テキスト | イタリア訪問中のロウハニ大統領とレンツィ伊首相の会談の会場となったカピトリーニ博物館では、イスラム教徒のロウハニ大統領に配慮し、古代ローマの裸像の全てを板で囲う措置が取られた。1月26日の報道でこの事実が明るみに出たことから、野党政治家から「他国の文化を尊重することは自国の文化を否定することではない」などの批判が相次いだ。博物館は首相府から指示があったとするが、首相、文化相などはこの事実を知らされていなかったと弁明した(毎日・夕1/28ほか)。また、1月25日には大統領・首相らが出席し、晩餐会が行われたが、イラン側の求めによりワインの提供を差し控えたという。また、フランスとの間では食事会でのワインの扱いをめぐる協議がまとまらず、公式な食事会は開催されない予定と報じられた(日経・夕1/27ほか)。 |