*対馬仏像の返還めぐり訴訟
| 記事年月 | 2016年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 71 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-1. 東アジア・太平洋地域】 |
| 国名 | 韓国 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *対馬仏像の返還めぐり訴訟 |
| 本文テキスト | 長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国の国立文化財研究所に保管されている仏像「観世音菩薩坐像」の所有権を主張する浮石寺(ブソクサ)は、韓国政府に対し仏像の引き渡しを求める訴訟を4月19日に大田(テジョン)地裁に起こした。返還を差し止めた2013年の仮処分の決定から3年が過ぎ、法律上は韓国政府が仮処分を取り消せば日本への返還も可能な状態だったため、訴訟に踏み切ったとみられる(朝日4/22ほか)。韓国検察は仮処分が現在も有効だとする通知書を4月22日付で観音寺に送った(東京5/13ほか)。観音寺の田中前住職が仏像返還を要請するため、5月15日に韓国の浮石寺を訪れ関係者と初面会したが、双方の見解はかみ合わなかった。前住職はソウル市内で「対馬仏像日本返還推進委員会」が開いたデモにも参加し、今後も韓国を訪れて支援者との連携を深めたいと語る(毎日5/16ほか)。 |