*DV禁止法対案に「妻を殴る権利」法案
| 記事年月 | 2016年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 71 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
| 国名 | パキスタン |
| トピック | |
| 記事タイトル | *DV禁止法対案に「妻を殴る権利」法案 |
| 本文テキスト | イスラム法学者らから成り、宗教的立場から政府・議会に助言する政府機関イスラム・イデオロギー評議会が、夫に「妻を軽く殴る」権利を認める法案を提言し、インターネットなどで批判を呼んでいる。法案は、2月に東部パンジャブ州議会が家庭内暴力の禁止を唱えて可決した女性保護法を「非イスラム的」とする立場から、対案としてまとめられたもの。問題となっているのは、妻の服装や交友が夫の意向に沿わないときに、夫は「妻を軽く殴ることができる」とする規定。これに対し、南部カラチの写真家がインターネット上で「私を軽く殴ってみなさい」と題したキャンペーンを開始し、女性たちが怒りの声や自身の写真を投稿する動きが広まった。現地英字紙『ドーン』(電子版)は、「妻の代わりに殴ってもいいもの」として汚れたカーペットなどを挙げた風刺記事を掲載した(毎日6/3)。 |