*国政選挙で当選女性に取り消し通達、「男性と握手」を理由に
| 記事年月 | 2016年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 71 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イラン |
| トピック | |
| 記事タイトル | *国政選挙で当選女性に取り消し通達、「男性と握手」を理由に |
| 本文テキスト | 2月の国会議員選挙に当選していた改革派女性候補者のミヌー・ハレギ氏(31)が、宗教の戒律遵守を重視する保守強硬派の影響下にある護憲評議会から当選取り消しを通達され、物議を醸している。同氏が中国旅行の際に親族以外の男性と握手をしたり、髪の毛を覆うヒジャブを脱いだりするなどイスラム教の教義に反する行為があったためと報じられたが、本人はこの嫌疑を否定している。ロウハニ大統領も「当選後の議員の審査は国会で行う。他のどの機関も干渉できない」として失格を認めていない。首都テヘランの治安当局が、市民の「反道徳的」な行為の監視を行う約7千人から成る専門部隊の設置を表明するなど、選挙で惨敗した保守強硬派が宗教を口実に失地回復を図ろうとする行為が散見されている(朝日5/28ほか)。 |