*内戦勃発から5年超、深刻な人的被害
| 記事年月 | 2016年4月-6月 |
|---|---|
| 号数 | 71 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | シリア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *内戦勃発から5年超、深刻な人的被害 |
| 本文テキスト | 5月26日、シリア内戦の情報を収集するイギリスのNGO団体「シリア人権監視団」は、国内で混乱が始まった2011年3月からの死者が28万人を超えたと発表した。同国では、民主化運動「アラブの春」の影響で開始された反政府運動が発展した結果、政権側との内戦が続き、「イスラム国(IS)」によるテロなども後を絶たない。和平協議再開の目途が立たず政情が不安定な中、犠牲者の増加に歯止めがかからない。死者の多くは兵士や戦闘員だが、市民の犠牲者も8万人を超え、18歳未満の子どもも約1万4千人含まれる(赤旗5/28)。この結果シリア人の平均寿命が79.5歳から55.7歳へ約20歳縮まったと、国連人道問題調整室(OCHA)のオブライエン室長が6月21日の国連総会の会合で報告した(産経6/23)。 |