*長崎教会群から2資産除外を決定

*長崎教会群から2資産除外を決定

記事年月 2016年4月-6月
号数 71
媒体 国内
大分類 【A-4.キリスト教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *長崎教会群から2資産除外を決定
本文テキスト  「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産を持つ長崎県と熊本県の6市2町が、5月29日、長崎市内で世界遺産登録推進会議の会合を開き、全14資産のうち「日野江城跡」(長崎県南島原市)と「田平天主堂」(同平戸市)を除外することを決定した。前者は禁教令以前の遺産で、後者は大正期に建設されたもの。長崎県とアドバイザー契約を結んでいる国際記念物遺跡会議(イコモス)は禁教期と直接的関連のないこれら2資産を除外するよう助言しており、それに従う決定となった。南島原、平戸両市長は遺憾の意を示しながらも了承した。また、禁教期に焦点を絞るという方針に合わせ、教会群の名称を再検討することも明らかにされた(長崎・長崎5/24、5/30ほか)。 5月31日には、長崎・熊本両県選出の自民党国会議員13名が集まる長崎教会群の世界遺産登録推進議員連盟が発足し、東京都内で設立総会が開かれた。総会では「本年度の国からの推薦を強く求める」との決議を採択。6月3日には馳浩文部科学相らに決議文を提出した(長崎・長崎6/1、6/4ほか)。
[→『ラーク便り』70号26~27頁参照
『ラーク便り』データベースの検索ページに戻る