*国学院大学で偶像(アイドル)展

*国学院大学で偶像(アイドル)展

記事年月 2016年4月-6月
号数 71
媒体 国内
大分類 【A-8.その他の宗教関連事象】
国名 日本
トピック
記事タイトル *国学院大学で偶像(アイドル)展
本文テキスト  古代から現代にいたるまでのアイドルや芸能を展示した企画展「偶像(アイドル)の系譜 神々と芸能の一万年」が、国学院大学で開催された。同企画展を手掛けたのは、考古学を専門とする深澤太郎准教授。女性をモチーフにした土偶などといった偶像崇拝が盛んであった古代の神道から、人びとの集う神祭りが中心となる古墳時代を経て、江戸時代には町娘が描かれる浮世絵が人気を博する。そこから現代の「会いに行けるアイドル」へと繋がっていく様子が、偶像という視点で展示された約50点から解説される。深澤氏は芸能を「抽象的な神々と人を繋ぐ手法」とし、アイドルファンのコミュニティを「神仏に仕える結社、講のようなもの」と語る。また「偶像やアイドルを切り口に、現代の自分たちの感覚と、古墳時代や江戸時代の人との共通点や、違和感を感じる部分を発見してもらいたい」と、企画展の意図を紹介している(朝日・東京5/14、読売・東京5/25ほか)。
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