*3Dプリンターで作る「身代わり神仏」の活用広がる
| 記事年月 | 2016年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 72 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-2.仏教】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| 記事タイトル | *3Dプリンターで作る「身代わり神仏」の活用広がる |
| 本文テキスト | 和歌山県で、3Dプリンターで作った仏像や神像の複製を「身代わり神仏」として無人の寺社に置く動きが広がっている。同県では2009年から2011年にかけて仏像などの盗難が75件あり、2016年春にも仏像5体が盗まれるなど、文化財の盗難が多発。専門家はその要因として、近年の仏像ブームに加え、過疎や高齢化が進行する農村部の寺や堂の管理の緩みを指摘する。打開策として県立博物館が寺社に3Dプリンター技術の活用を提案し、2012年、プラスチック製の「身代わり神仏」の活用が始まった。現在では県内8ヶ所で計19体が複製・安置されている。「身代わり神仏」を活用している寺の総代は「当初は一部で『偽物だ』と疑念の声があった」ものの、「今ではほとんどの檀家が理解を示している」と語る(Fuji Sankei Business i.・大阪8/5)。 [→『ラーク便り』68号14頁参照] |