*興正寺現住職側と高野山側が前住職を告訴

*興正寺現住職側と高野山側が前住職を告訴

記事年月 2016年7月-9月
号数 72
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
記事タイトル *興正寺現住職側と高野山側が前住職を告訴
本文テキスト  2014年に罷免された高野山真言宗の別格本山・八事山興正寺(名古屋市)の前住職の在任中に、寺有地の売却益約138億円のうち約80億円が業務委託料などとして、主に5つの法人や団体に支出されていたことが明らかになった。名古屋国税局は上記の支出の一部について「業務の成果がなく、実態が不明瞭」と認定し、興正寺に対して2015年3月期までの3年間で約6億6千万円の申告漏れがあったと指摘。総本山の高野山側は修正申告に応じた(中日・名古屋7/30、読売・名古屋8/18ほか)。そのうえで、高野山側と現住職側はそれぞれ、支出先が前住職と関連のある会社であること、前住職が横領した疑いがあることを主張。9月14日、総本山の高野山側が名古屋地検に告訴状を提出し、興正寺の現住職側も同日付で告訴状を同地検に提出した。いずれも背任と業務上横領容疑(中日・名古屋9/15ほか)。
[→『ラーク便り』71号11頁参照
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