*武装組織幹部射殺により治安部隊と衝突
| 記事年月 | 2016年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 72 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
| 国名 | インド |
| トピック | |
| 記事タイトル | *武装組織幹部射殺により治安部隊と衝突 |
| 本文テキスト | 7月8日、北部ジャム・カシミール州の州都スリナガル近郊で地元治安部隊が分離独立派の武装組織「ヒズブル・ムジャヒディン」の拠点を襲撃し、幹部のブルハン・ワニ氏(22)を含めた3人を射殺した。同組織の設立は1989年頃で、カシミール地方のパキスタンへの編入を主張している。ワニ氏はソーシャルメディアを通じてインドによる支配を批判する写真や動画を広め、対印武力闘争を呼びかける活動家であった。同事件を受け組織やワニ氏を支持する若者らを中心に抗議デモが発生、治安部隊とデモ隊の衝突により10日までに住民と警官ら合わせて21人が死亡、200人が負傷した。7月以降も衝突は続き、8月17日までの約1ヶ月半で住民ら65人が死亡、数千人が負傷するなど拡大の一途を辿っている。インド政府による外出禁止令や携帯電話使用制限がかけられるなど、市民生活にも大きな支障が出ている(毎日7/11、8/19ほか)。 |